すごい良かった。ああ、自戒も含まれます。

木上益治、たとえば、かれのパートだと、ぼくらが確信しているのは、「AKIRA」の下水道のシーン、「火垂るの墓」の節子が泳ぎにもんぺを脱ぐシーン、これらですけど、たしかに未確定ではあります。で、スーパーアニメーターという言葉に甘んじてしまって、「木上益治を知っている」と誤解している。これはぼくにとって盲点でした。そう、ぼくらは木上益治を知らない、分かっていない。

木上益治がすごいのはおそらく間違いないけれど、「どのように」「どこのあたりが」すごいのかは分かってないわけです。要するに、体系化なされていない。作画wikiは、まあ語るのもひどいもんで、安否不明や故人といった、すごくセンセーショナルな情報はすぐに更新されていたのですが、肝心のパートは誤ったものがあり、侮辱だなあと思ったのは最近の話です。間違いは、たとえば、クレヨンしんちゃんのロボットのところとか。

まあ、それはそうと主張として、「他人の未確定情報で(いっちょがみしたいからと)語らないでくれ」というのは至極まっとうだと思います。他人のというところがおそらくミソで、自分の推測ならば、語っていい。でも、どこの誰かも知らない人が流した情報で語るのは、まあ雑ですよね。気分がとてもよく分かる。

最近の作画界隈についても聞きました。FGO内でアニメーションが披露されたあとに、みんなこぞって動画とクレジットをツイートしていたそうです。笑うね。いいねやリツイートが欲しいんでしょう。そこには、アニメに対する愛や熱はなく、切実な「自分を愛してくれ」という叫びしかありません。Twitterでそういうのをみてゲンナリしている人も多そうだなあと。まあ、そういうストレスが溜まったら配信にきてください。ぼくは楽しかったです。