いろいろな問題や話題で「エビデンスがないものはダメ」というのがあって気になった。まあ、根拠がないと、理屈がないと、そりゃダメよねという軸は同じだけれど、今まさに、そのエビデンスが崩れ始めているのではないかと思うんだよな。

合理的につらつらと述べた文章でも、「権威」や「実績」、もしくは「好み」が紛れ込んでいる。それで、そういったものを含んだエビデンスが果たして確実なものか、それについて、よく分かんなくなってきている。簡単に言うと、「これは正しいのか、そうではないのか」といったことが、エビデンス以外のことで曖昧になっている。

僕らは、宇宙から小説の一説まで、さまざまに興味がある。その中で、全てに専門的になることはできない。だから、頼る他人がいる。これが専門家だよね。それで、今は専門家まで疑わしくなってきてしまって、エビデンスを出しても、信用できない。そもそも、自分が信用できないんだろうけど。

それで思うことは、やっぱり専門家以外にも、正確にいえば、誰にでも質問しやすい雰囲気の方がいいと思うんだよね。分からないことは分からない、で恥ずかしいことでもなんでもない。年功序列関係なく、様々に質問できた方がもっと楽だよなあと思う。そういう空間が減っている気がする何となく。