割りと面白かったけど、これ苦手なタイプのアニメだなあ。苦手っつうのは、嫌いってことじゃなくて、物語やセリフがメインのストーリー系アニメが得意でないということ。フレンズの存在も微妙に分からんままで終わってしまった。

ない頭を振り絞って考えると、ジャパリパークにはお客さんが必要とされた(しかし、何らかの都合で脱出した)。たぶん、動物とお話できる、みたいな名目で作られた動物園なんでしょう。だから、ラッキービーストは11話でも語っていたように、緊急事態以外は、フレンズと交流しない。

で、こういう事考えていくとキリねえなあと思う。たくさんのキャラ出したでしょ、そして、人が妄想できる余地をたぶんに残して、わざと、ゆるく曖昧にした。つまり、狙って、二次創作や、考察がしやすいような作品に仕上げることによって、いろいろなカップリングやIF小説による波及も含めた、ヒットを狙った。Pはともかくとして、スタッフは狙って作ってる。

妄想が多分にできる余地を、絶妙に残し、そして可愛いキャラクターをたくさん投入した。この構図は、たとえば、ラブライブとかストパンとか艦これと変わりないと思う。で、自分が思うに、これは、別に新しいアニメでもなんでもなくて、「たくさんの可愛いキャラクターに、妄想の余地を残したストーリー」で、エヴァを引きずっている大多数のうちのアニメの一つだと思うよ。

設定さえあれば、消費できるっていう東の主張には、遺憾ながら、同意しないといけない。グダちんなんかはハードSFって言ってたけど、俺はそう思わんな。